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スカイハイプロダクション高橋でございます。
昨今クラウド○○といったサービスを耳にする事が増えました。
・ネットワークサーバーに全てのデータを格納し、
どこからでもアクセス出来る”クラウドコンピューティング”
→ インフラの利便性が向上
・ある事業を進めるために必要な資金を集めるための
”クラウドファウンディング”
→ ネットで広く告知するために共感を得られるであろう分母数がかつてより増加
・取材テープからの文字おこしや翻訳作業などの単純作業をやってくれる人を
ネットで募って発注する”クラウドソーシング”
→ これもまた分母数が増える事により、価格競争もほどよく起きてコストの削減に
ほかにもあるかと思いますが、今回取り上げたい事は、”クラウドソーシング”の部分です。
NHKの『クローズアップ現代』でも取り上げられていましたが、クラウドソーシングで商品の
パッケージデザインを発注したり、企業のロゴデザインを発注したりといったサービスが広ま
ってきているようです。
僕自身もここ最近まわりで(特に年配の管理職クラス)『ロゴもネットで安く発注できるんで
しょ?』なんて言われる事が多くなってきました。しかもたいてい『すごく安くやってくれる
らしいじゃん』と続きます。
僕もそのサービスを調べてみたところ出てくる出てくる。
金額もあり得ない安さになっております、はい。
で、そのクオリティーはというと…
何だかロゴっぽいかんじのものがそれなりに出来てくるっぽいです。
この感じ、印刷業界にネット印刷が入ってきたときと似てますね。
弊社もネット印刷は日頃お世話になっております。
ただ、”使える”ネット印刷の会社は、京都の株式会社グラフィック
の一択ですね。他の会社もいくつか試しましたが、データ入稿からフィニッシュまで信頼して
任せられないという思いを強く持ちました。その点、グラフィックさんは”何でそこまでのオペ
レーションができるんだろう?”というくらいの安定感を感じます。
ただ、そのグラフィックさんも常に頼むかといえば、そうではありません。
工程の複雑な印刷物はやはりいつもお願いする印刷会社で、いつもの営業さんに来てもらって
打ち合わせをして、意図を説明し、進行します。なお、この印刷会社に出会うまでも、相性の
合わない会社をいくつか巡った次第です。
単純な印刷でフィニッシュまで見通せる印刷はネット。
→ コスト安
複雑な印刷で理解力の高いひとに作業を管理してもらう必要があるときはリアル印刷会社。
→ コスト高
ロゴデザインのクラウドソーシングも同じ構造だと思います。
ただ、ロゴのクラウドソーシングの場合は集まってくる数が多いので、印刷とは異なります。
それと同じ数のデザイン案を一つのデザイン会社に発注した場合の金額の差は桁違いになりますね。
その金額の差は何によって生まれるのかと言えば、
”デザイン会社の社員のコスト”と”ネットでデザインを募るだけのコスト”
によります。
安く出来上がるのなら安いに越した事はないですよね?
こうなると、前述の印刷会社のような割り振りもありえるのか?
と、その前にロゴデザインとはどういうものか?を説明したいと思います。(後編へ)