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スカイハイプロダクション高橋でございます。
すっかりサクラも散り、日に日に新緑が鮮やかになり、過ごし易い陽気がとても心地いいです。
GWも近づいてきましたが、みなさまはどんな予定を立てていますか?
心地の好い陽気のもと、新緑の木陰に椅子とテーブルを置いて、本でも読みながらワインを楽しんでみる、というのはいかがでしょう?
Cambridge Road NATURALIST’16なんか最高に合いますよ〜。
4月( abril )の木更津『La antigua』ワインセレクションになります。
今回も、いろいろなワインをセレクトしていただきました。
今月はシェフ桑田佳祐氏(a.k.aサザン)による“このワインに合う料理”も合わせてお楽しみください。
前回は3本のラインナップだったのですが、高橋には少々足りませんで、本数を増やしていただきました。
左から、
Rosato 2015 / 2,900yen
NATURALIST ‘16 / 4,900yen
Extro NV / 6,000yen
MALVASIA ’11 / 5,500yen
Rosso Giaroni ‘14(日本入荷300本) / 2,900yen
以上5本になっております。
※全て税抜き表示
(ですので、ちょっと長めです…)
Santa Maria (サンタマリア)
Rosato 2015
【インポーター】 ヴィナイオータ
【産地】 イタリア トスカーナ
【価格】 2,900yen(税抜)
《田邉オーナーコメント》
ベルガモ出身のコッレオーニ・マリーノとルイザ夫婦が1989年にモンタルチーノに定年後、購入した小さな農園が、サンタ・マリアです。
マリーノは元プログラマー、ルイザはフレッシュパスタの店を3軒経営していました。
彼らが所有するブルネッロの畑から約10キロほど離れた土地、オルチアの地に、新たに非常に小さな畑を買い求めワインを造る事に…。
そのサンタ・マリア農園にはブドウ畑は付いていないという話だったのですが、あるとき畑に生えていた一本の栗の木にブドウの蔓のような物が絡み付いており、引っ張ってみたら雑草に埋もれたブドウの樹にたどりついたのだそうな
さらにそのあたりを掘り起こしてみると他にも古い株が500ほど見つかり、棚ぼた式にワイン造りがスタートしたという物語が’笑’ですね!!
畑では無農薬による有機栽培を実践、醸造もなるべく人為的な介入をせず行っております。
マリーノとルイザ夫妻はワイン造りに関してはまだまだ発展途上の造り手でここまで凄いワインを造ってしまうとは。
《桑田シェフコメント》
浅利、蛤のマリネッラ(漁師風)
お食事全般に合いそうなワインです。
すっきりした酸ですので、ばくばく食べて流し込むイメージでお食事と合わせられるかと。
ピメントン(スペインのパプリカパウダー)とトマト、白ワインで作ったソースで蒸しあげるマリネッラ。
旬の貝とトマトの酸味が合うかと思います。
スープには是非バゲットを浸してどうぞ!
Cambridge Road (ケンブリッジ ロード)
NATURALIST’16
【インポーター】 ワインダイヤモンズ
【産地】 ニュージーランド 北島 マーティンボロー 畑5,5ha
【価格】 4,900yen(税抜)
《田邉オーナーコメント》
もはやリリースと共に市場を賑わすワインダイヤモンズのクラフトワイン。
今月のスポットはケンブリッジロード、ランス レッジウェル
彼はワイナリーのみならず畑を含めた全てをマネージしています。バイオダイナミクスによるプラクティス、人為的アプローチを極力排除したシンプルな醸造は未だニュージーランドでは変人扱いされてしまいますが彼は我関せずといった姿勢で日々の積み重ねに精を出しています。
マーティンボローで初めて有機農法に取り組んだ事でも知られるパイオニアの4月のワインは
NATURALIST’16の白(発泡)!!
ソーヴィニヨン ブラン50%、ピノグリ50%
飲みだすとサラサラ、スルスル。
更に清澄やフィルタレーションは勿論、一切の添加物を拒絶したスタイルで仕上げられているのでどこか口の中がホッコリ。
これからのアウトドアーにMust Itemです。
《桑田シェフコメント》
たけのこ、山菜のフリット (高橋注:天ぷら、ですね。お店ではデュラムセモリナ粉で揚げています。)
ノンフィルターならではの独特の味が山菜の苦味やたけのこの風味と合うかと。
Kante (カンテ)
Extro NV
【インポーター】 ヴィントナーズ
【産地】 イタリア / フリウリヴェネチアジューリア 畑 イタリア9ha / スロヴェニア6ha
【価格】 6,000yen(税抜)
《田邉オーナーコメント》
イタリア最高の白ワインの造り手の一人とも称えられるカンテはトリエステの程近く、カルソに位置する生産者です。カンテの一族は1840年頃からこの地でワインを造っており、現在のオーナー、エディ・カンテ自身も、カルソのDOC認定の立役者で、カルソのコンソルツィオ(協会)の初代会長でもありました。
カルソは地理学用語で使われるカルスト(スロベニア語:クラス、イタリア語:カルソ)の語源となった地域で、その名の通り石灰質が豊富な土壌が特徴で、ボーラと呼ばれる北から吹く地方風と合わさり、この地独特のテロワールを形成しています
以前はカルソのコンソルツィオ会長だったカンテですが、DOCの枠組みに縛られずワイン造りを行いたいため、現在ほとんどのワインはIGT、またはVdTとしてリリースしているところがやはり自然派ワインの造り手っぽく’Fxxking Cool’
そんな枠にとらわれないKanteの今回のセレクトはこちら!!
Extro NV
セパージュ 非公開
飲み手の想像を膨らませるため、品種構成、醸造方法など全て秘密となっていますが、樽底に溜まった澱(酵母)を無濾過で瓶詰めしたものとのこと。カンテは「飲む前によく振って」とお勧めしています。
林檎、蜂蜜やニュアンスもあり、スッキリとしたFirst impression
Finishは旨味が優しく広がるノンストレス
皆さんの舌で葡萄の品種、造り方を創造して飲んでみるのも面白いですね!
《桑田シェフコメント》
白身魚のカルパッチョ(今の季節ですと金目鯛がオススメ)
甘い香りがほのかにするすっきりな味わいのワインですので、合わせる食材も上品なものをチョイス。
合わせるのは旬の金目鯛ですが、湯引きして皮にある脂も共に味わっていただきたいです。
味付けもシンプルにエクストラヴァージンオリーブオイルと塩のみで。
Damijan Podversic (ダミアン ポドヴェルシッチ)
MALVASIA ‘11
【インポーター】 エヴィーノ
【産地】 イタリア フリウリヴェネチアジューリア
【価格】 5,500yen(税抜)
《田邉オーナーコメント》
1988年、 ゴリツィアの西にある見捨てられた小さなブドウ畑を手に入れた事から始まったダミアンの本格的な栽培・醸造。カルヴァリオ山にある約6haの土地で、リボッラ・ジャッラ、マルヴァージア イストゥリアーナ、フリウラーノをメインに、ピノグリージョ、カベルネ、メルローを栽培しています。祖父から受け継いだサンフロリアーノの2haの畑ではシャルドネ、フリウラーノ、メルローを栽培。
畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うだけで、一切の肥料、薬品類を使用せずに土壌の耕転も行わず、春から夏にかけて丁寧に葉を取り除き、房を間引きくことで収量制限を行うという。
ダミアンは言います。
美味しい物には素直に体が反応する。
五感で感じる力、人間の根底にあるポテンシャルに気づくことが出来たら人生がゆたかになるよ
と…
ダミアンからの今回の贈り物はこちら
MALVASIA ’11
マルヴァジーア イストリアーナ100%
口の中に流れ込む瞬間にボリューミーな硬質感が全体に広がるFirst。
更にオレンジピールや花梨のニュアンスと共に硬質感が軟質感に変化する物語が口の中で起こる。
ギリギリまで熟成した葡萄の果実味はフリウリのオレンジワインの中でも個性が存分に出ていますね!
フリウリにはヨスコ グラブナー、スタンコ・ラディコン(故)をはじめ、やはり鬼才が力を解き放ってる場所と実感できるワインです。
《桑田シェフコメント》
蜂蜜とマスカルポーネ、全粒粉入りグリッシーニ
香り、味ともにボリューミーなワイン。
インパクトのある菩提樹(リンデン)の蜂蜜と香ばしいグリッシーニと合わせてどうぞ。
食後にゆっくりと飲みたいワインだと私は思いますので、デザート感覚で合わせてはいかがでしょう。
(高橋注:シェフいわく、『このワイン自体に花の香りを感じるから、蜂蜜は最高のマリアージュ』というのも相当そそられます。)
Davide Spiralle (ダヴィデ スピラッレ)
Rosso Giaroni ‘14
【インポーター】 ヴィナイオータ
【産地】 イタリア ヴェネト
【価格】 2,900yen(税抜)
《田邉オーナーコメント》
私が自然派ワインにのめり込んだのが役12,3年前。
そのきっかけとなった造り手がイタリア ヴェネト州アンジョリーノ マウレ。
アンジョリーノと彼の父親が知り合いだったことや、アンジョリーノの次男アレッサンドロと農業学校時代に同級生だったという縁もあり、ダヴィデは学生時代からアンジョリーノのワイナリーに出入りし畑の作業を手伝っていて、自身も少量ながらワインを生産していました。
畑、ワイナリーのどちらにおいても、全ての作業は自然に最大限の敬意を払って行なわれていて、畑ではボルドー液以外の薬剤を一切使用せず、ワイナリーでもボトリング直前に若干量の2酸化硫黄を使うのみ。
彼はまだ若干29歳ですが2014年の厳しいヴィンテージ経験など積み上げた彼のポテンシャルに期待するところです。
今回の彼の作品はそんな厳しいヴィンテージの中、完成したこちら!
Rosso Giaroni ‘14 (なんと日本入荷300本のみ)
メルロー100%
自然と共鳴したブドウのまろやかな果実味と風味豊かな味わいは厳しい2014年のヴィンテージでありながら、尊敬の念も生まれます。
無理のない北イタリアの自然な果実味、飲み心地の良いメルローかと。
《桑田シェフコメント》
サルシッチャのラグーパスタ
芯がしっかりあるGB系(ガブ呑み系)赤ワイン。
牛肉などのメインと合わせるよりも、パスタなどガッツリ飯を食べながら流し込みたいワインかと。
私は白ワイン感覚で飲めるワインだと思いますので、お肉は豚肉や鶏肉、野菜のチーズフォンデュなどお食事の中でも幅広く楽しめると思います。
アンティグアさん、ありがとうございました!
わたくしは今オープナーを手に持ったところでございます…ええ、ええ。
桑田シェフおすすめの料理もとても魅力的です。
ご家庭でも是非トライしてみてください。
(絶対、合うに決まってますよ…)
今回のセレクトワインも、店頭にて購入できますので、ご興味持たれた方はスタッフに訊いてみてください。
それと、アンティグアさんに4月から入られた新人さんのご紹介を。
阿武信之さん アタケノブユキ (キッチン/ホール担当)
阿武さん、高橋を始め、スカイハイプロダクション一同よろしくお願いいたします!
それではみなさま、よいGWをお過ごしください!
chao!
【2月のワインセレクションはこちら】 → click or tap
【La antigua FBページ】 → click or tap
La antigua (ラ アンティグア)
千葉県木更津市東太田2-14-20
0438-53-8889
営業時間:18:00 ~ 26:00 (L.O 25:00)
日曜のみ 18:00 ~ 24:00 (L.O 23:00)
定休日:毎週火曜日
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